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京都創成大学(2010年4月より成美大学)女子硬式野球部 小林敬一良総監督からのメッセージ 京都創成大学女子硬式野球部総監督の小林敬一良です。 私は27年間、高校野球の指導をしてきました。また、今年に入って女子野球の試合や練習を見て感じたことがあります。 たとえば、こんな人はいないでしょうか。 今までの野球・ソフトボール・その他のスポーツで、試合や練習の結果にこだわり過ぎて自分の力が出せなかった人。故障のために思うようにプレーできなかった経験がある人。 特に女性の場合、男性より体格が小さいから、パワーがないからということで、あきらめていた人もたくさんいたのではないでしょうか。 女子の野球における体の使い方を見ても、改善できる所がたくさんあると思います。 私は浪速高校の監督時代、最後の7・8年間は筋力トレーニングをほとんどさせませんでした。 野球にかぎらずスポーツをするために必要な『合理的に体を使う動作』、これを習得していきます。手足など部分にこだわらず、体幹を中心として、手足につながるような動作を覚えることで、力まずスムーズにプレーができるようになります。当然、肘・肩・腰の故障も少なく、野球選手として長くプレーできると確信しています。 また、『心の持ち方や体の感じ方』で、プレーやバッティングの際のボールの見え方が変わり、投球や送球のコントロールが良くなったり、スピードが速くなったりもします。さらに、大事な試合でも日頃の実力が発揮できるようになっていきます。 私はこのような事をみなさんに伝えていきたいと思っています。 女性は男性より体格やパワーでは劣りますが、柔軟性と器用さは優れていると思われます。その長所を生かすことが大切です。女子のプレーを見ていると、パワーがないのに力んでいるため、体全体の力が腕や足に伝わっていないと思います。そこの部分を改善することで、パフォーマンスも変化するのではないでしょうか。 もう一つは一生懸命になり過ぎて、周りが見えていないように思われます。それも、心の持ち方、眼の使い方で変わってきます。そのあたりは、改善できる自信があります。 これからは女性の社会進出がもっと増加するでしょう。そして子育てとの両立も必要に迫られてくる人もあるでしょう。そんな時、野球を通じて得た心・体・眼の使い方を自分の仕事や生き方に、そして子育てに生かせることが、これからの人生を豊かに暮らせることになると確信します。 また、将来指導者になって、野球を通じた人格形成・技術指導・試合に対する心構えなどを後に続く女性に伝えていって欲しいと思います。 本学の女子野球部を卒業した人が次の野球のステージで活躍したり、将来社会で貢献すること、そして子供たちを育てていくことが私たちの願いです。 その「はじめの第一歩」……新しい歴史を作るのが貴女たちです。 小林敬一良監督 経歴 1980年〜2006年7月 浪速高等学校硬式野球部監督 2006年8月〜2009年2月 総監督 1991年、2001年 選抜高校野球大会出場 2001年はベスト8進出 浪速高校野球部は専用グランドがなく、校庭で他の運動クラブとの共用のため毎日グランドでの練習ができない中、メンタルトレーニング・スポーツビジョントレーニングなどを日本の高校野球で初めて取り入れ、斬新で独特の練習方法や近年では武道と野球の融合を試み、激戦区大阪で2度の甲子園出場を果たし、大学・社会人・プロ野球に多くの人材を輩出した。
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